この度、新しい歯科衛生士を募集してみてつくづく思い知らされた。
今居るスタッフが、如何に私を理解してくれ、そしてどれだけ忠実に私の指揮に従ってくれているかを。
毎日、カミサンより一緒にいる時間の長い彼女達と居るとどうしても一寸した問題点を指摘するばかりであった。
自身のクリニックを良くしようと必死になり、自分本位に彼女達に押しつけてしまっていた様だ。
他愛もない事で、しょっちゅう小言を言われ続ければイヤになってしまう事であろう。
一人の歯科衛生士が結婚を機に退職すると申し出てきた。
やっと内のやり方に慣れ、軽快に仕事をこなせるようになったのに残念に思っていた。
職員が何かの事情でやめて行くのは仕方のない事だと諦めていた。
しかし、いざ長年一緒にやってきてくれたメンバーの一人が居なくなってしまう事を考えるとそんなに呑気には構えて居られる立場では無い。
素直で仕事が出来、患者さんにも優しく、周りから慕われている彼女を失う事がどれだけのマイナスになる事だろう。
簡単に「あっそう、辞めちゃうの、解りました。」なんて言っていられない事に、突然気がついた。
そうなのだ、彼女も含めて今居てくれるメンバーは内にはなくてはならない存在ののだと思い知らされた。
私は何を奢り昂っていたのだろうと反省し、目が覚めた。
今居るメンバーが愛おしく思われ、そしてもっと理解し大切にしないと罰が当たると思い知らされた。
今居てくれる彼女たち有っての私なのだ。
そして辞職を申し出たメンバーの一人は、私の真なる心境を伝えると結婚後もここで仕事を継続してくれる事を約束してくれた。
一緒になる旦那さんの理解が有ってこその決断である。心から感謝いたしております。
これからは、今居るメンバーをもっと大切にし、そして私ももっと寛大になりクリニックをもっと良くしていこう。
素晴らしいスタッフに恵まれた事を神に感謝致します。
素晴らしい人が私の所に集まるのは、私自身が魅力的で人格者だからなのだ。
それこそが、大きな勘違いで人扱いの不器用なチッポケな男にすぎなかったのである。
今後は大いに反省し、スタッフを大いに大切にして行こう。
良い人が集まらなければ、良い医療も提供出来ない。
人こそが大事なのである。
やっと目覚める事の出来た馬鹿男の独り言なのであった。
この気持ちをいつまでも忘れることなく、持ち続けよう。