2020/01/24
インプラント治療を希望される方から、歯が無い期間の仮歯について聞かれることがあります。
今回はインプラント手術の当日から奇麗な仮歯が入る場合について解説いたします。
奇麗な仮歯が入る理由
インプラントを入れる歯槽骨の状態やかみ合わせにもよりますが、インプラント手術当日に奇麗な仮歯を装着する方法があります。
インプラントを入れるには歯ぐきを切開して骨に孔を作ります。
このような場合、切開した歯ぐきが落ち着くまでの暫くの間は仮歯を装着することができません。残っている歯があればその歯に接着する仮歯もありますが、あくまで接着ですので何かの拍子に取れることもあります。
そこで、歯ぐきを切開することなくインプラントを入れることが歯ぐきの改善を待たなくてもよいため、入れたインプラントを支えにして仮歯を装着することができます。しかも、軽い食事であれば摂っていただくことも可能です。
骨の幅や骨質の状態を事前に把握してあらかじめ仮歯を模型上で作っておきます。
仮歯はシミュレーションしたインプラントの位置にぴったりとあうように歯科技工士が製作します。
手術の際には事前にシミュレーションして製作しておいてサージカルステントを使用します。ステントによって計画通りにインプラントが植えられます。
正しく植立されたインプラントに対して事前に製作した仮歯をネジで固定します。
仮歯といってもインプラントに固定されているため外れることもなく、軽い食事であれば食べられるというわけです。
全ての方に適用できるわけではありませんが、手術当日から奇麗な仮歯、食事が摂れる仮歯をご希望の方は、お気軽にご相談ください。